エヌビディア(NVDA)株式分割は今回で5度目 2000年に100万円分購入していたら?

こんにちは。アキラです。

 

米半導体大手エヌビディア(NVDA)が、株式分割を行うことが2021年7月6日に発表されました。

 

実はエヌビディア(NVDA)の株式分割はこれで5度目!!

 

エヌビディア(NVDA)は今回で5度目の株式分割とのことで、最初の株式分割(2000年)時にエヌビディア(NVDA)株を100万円分保有していたら、一体いくらになったのかシミュレーションも兼ねて調べてみましたので、株式分割が投資家にどのような恩恵を与えてくれるか、ご覧ください。

 

 

★この記事を読むと以下のことが分かります★

  1. 株式分割がメリットあるかどうか
  2. 2000年にエヌビディア(NVDA)を100万円分買っていたら、いくらになったか
  3. 株式分割した場合と株式分割しないで株価が上がっていった場合の差は?

 

エヌビディア(NVDA)株式分割は今回で5度目 2000年に100万円分購入していたら?

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エヌビディア(NVDA)を2000年に100万円分購入したら、いくらになったかシミュレーションする前に、株式分割について触れていきます。

株式分割とは?

 

株式分割とは、その名の通り株を分割することです。

 

例えば今回でいうと、エヌビディア(NVDA)株は株式分割直前では750ドル近くで取引されていました。

7月20日に1株を1/4の株式分割が行われた為、エヌビディア(NVDA)株は、1株750ドルから1株187ドルが4株へと変わった形です。

 

このように株式発行数を増やして、増やした分だけ、1株の株価を下げるのが、株式分割です。

 

株式分割のメリットは?

 

株式分割した直後はメリットもデメリットもありません。

(ただし直近のアップルやテスラを見ると、株式分割後は株価が下がったりもしています。)

 

株式発行数を増やして、増やした分だけ、1株の株価を下げているだけですので、投資家からすると、1株あたりの配当金も据え置きではなく分割されていますし、株の保有数が増えているだけとなります。

 

 

エヌビディア(NVDA)は株式分割したばかりで、株式分割後の配当金を見せることが出来ないので、2020年8月に株式分割したアップルを例に見てみましょう。

 

このように分割後は綺麗に配当金も分割されています。

 

では何故株価を分割するの?ということなんですが、これは個人投資家が購入しやすいようにする為です。

 

株価が1株750ドルだとなかなか手が出せない個人投資家も、1株180ドル台だと手が出せやすくなる、つまり投資先に選ばれやすくなるということです。

 

これが将来的に企業からすると、時価総額上昇に繋がり、投資家からすると、株価上昇の機会が増え、キャピタルゲインが得られやすくなるというメリットにつながります。

 

 

配当金の支払いが良い企業だと、株式分割は株数を増やしてくれたあと将来的恩恵を受ける可能性が高くなるのですが、配当金をあまり支払わない企業の場合、株価をガンガンあげていかないと、投資家に恩恵を与えられないので、配当利回りが良くないエヌビディア(NVDA)が、2000年に100万円分購入していたら、一体どうなったかシミュレーションしていきます。

 

エヌビディア(NVDA)を2000年に100万円分購入していたら?

 

エヌビディア(NVDA)の株式分割4度の歴史は以下の通りです。

 

2000年 1株を2株に

2001年 1株を2株に

2006年 1株を2株に

2007年 1株を1.5株に

2021年 1株を4株に⇦今回

 

この4度の株式分割の恩恵を全て受けられるように、2000年に100万円分株を購入していた場合でシミュレーションします。(追加購入は無しで、複雑になるので配当金の複利運用も一旦抜きで考えます)

 

https://finance.yahoo.com/quote/NVDA?p=NVDA&.tsrc=fin-srch より参照

 

現在のレート(2021年7月21日時点)が109ドルの為、100万円分をドルに換算すると9,174ドルとなります。

2000年1月は3ドルほどでエヌビディア(NVDA)が取引されていた為、3058株所有出来る形です。

 

2000年に1株が2株に株式分割するので、3058株は6116株になります。

2001年に1株が2株に株式分割するので、6116株は12232株になります。

2006年に1株は2株に株式分割するので、12232株は24464株になります。

2007年に1株は1.5株に株式分割するので、24464株は36696株になります。

2021年に1株は4株に株式分割するので、36696株は146784株になります。

 

この21年で3058株が146784株になる計算です。

 

146784株を現在のエヌビディア(NVDA)の株価で計算すると、

 

146784株×182ドル=26,714,688ドル

26,714,688ドル×109円(為替)は189,777,120円

約 29億円となる形です。

 

つまり100万円が21年で29億円になったということです。

 

 

ちなみに株式分割しないで、株価が21年で今のAmazonの株価くらいに成長したとしましょう。

3058株×3563ドル×109円(為替)=約11億円程です。

 

これは株式分割をしたことにより、株価が下がり、投資家が買いやすくなった結果、株式分割しないよりする方が、利益が出るという仮説になるのではないでしょうか。

 

(まあ3ドルの株に100万円も突っ込む人はいないでしょうから、今回の例は現実味はないですが・・・笑)

 

ちなみに株式分割の恩恵をダイレクトで受けられるのが、配当金です。

 

エヌビディア(NVDA)は配当性向がかなり低いのですが、仮に146784株になった時、配当金がどうなるかみてみましょう。

 

株式分割前は1株0.16ドルの配当金をもらえるようでしたので、これを4分割にすると、1株0.04ドルの配当金がもらえます。

0.04ドル×146784株=5871ドル

5871ドル×109円(為替)=639,939円

 

配当金だけで63万円ほど年間入ってくる計算となります。

 

配当性向が悪すぎても、この配当金額です。

 

配当金に関しては、株所有数が多いほど恩恵を受けられますので、ダイレクトに株式分割の恩恵を受けられる形となります。

 

まとめ

 

★本記事のまとめ★

  1. 株式分割がメリットあるかどうか⇨私はメリットがあると判断
  2. 2000年にエヌビディア(NVDA)を100万円分買っていたら、いくらになったか⇨約29億円
  3. 株式分割した場合と株式分割しないで株価が上がっていった場合の差は?⇨株式分割した方が資産が伸びると仮説

 

株式分割は、キャピタルゲインの面では、株価が下がったことによって、株が買いやすくなり、今まで株価が高騰していて、参入出来なかった一般投資家も参入するので、株価が長期的に見れば上がる可能性。

 

インカムゲイン面は株数が単純に増えるので、着実に配当を払ってくれて、増配してくれる企業の場合、インカムゲイン面はかなり恩恵を受ける。

 

以上のことから、私個人としては株価分割は未来あるなと感じます。

 

個人的に株価分割したあとどのように資産が増えていったか気になったので、他の銘柄も調べてみようと思います。

過去に株価分割をしている企業でかつ配当金を生み出す企業のポートフォリオとかも面白そうですよね。

 

 

⇩以前書いたアップルの株価分割に関しての記事です。

 

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