ケニアのGDP50%を占めるモバイル決済『M−PESA』が凄すぎる!!

こんにちは。アキラです。

 

先日『中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITY』で『アフリカを学べば日本の未来が見えてくる(Super Accelerated Economic Growth in Africa)』という動画が公開されました。

 

動画のリンク貼っておきます。

 

 

 

この動画は、アフリカが今後加速度的に経済成長します、なぜなら〇〇だからです。といくつか成長する理由を語っていらっしゃるのですが、その中の1つモバイル決済サービスの『M−PESA(エムペサ)』が凄すぎるのです。

 

 

アフリカが超加速度的に経済成長していく、その牽引しているサービス『M−PESA(エムペサ)』について解説していきます。

 

 

ケニアのGDP50%を占めるモバイル決済『M−PESA』が凄すぎる!!

アフリカ系アメリカ人, 携帯電話, 男, ブラック, 手, タッチ スクリーン, スマート フォン, 技術

 

モバイル決済サービス『M−PESA(エムペサ)』は通信事業者『Safaricom』が運営するサービス1つです。

 

M−PESA(エムペサ)』とは

 

M−PESA(エムペサ)』は、アフリカで最も成功したモバイルマネーサービスであり、地域最大のフィンテックプラットフォームでもあります。

 

M−PESA(エムペサ)』は、その安全性と比類のない利便性から、アフリカ大陸の銀行口座を持つ人にも持たない人にも好まれる決済手段となっており、携帯電話を持っていても、銀行口座を持っていない、あるいは銀行サービスへのアクセスが限られている何百万人もの人々に金融サービスを提供しています。

 

現在、『M−PESA(エムペサ)』は、4,200万人以上の人々に、安全でセキュア、かつ手頃な価格で、送金、通信時間の追加、請求書の支払い、給与の受け取り、短期融資などを提供しています。

 

M−PESA(エムペサ)』はアフリカ大陸最大の決済プラットフォームで、4,000万人のユーザーを抱え、毎月10億件以上の取引を処理しています。

 

M−PESA(エムペサ)』は、ケニア、タンザニア、レソト、コンゴ民主共和国、ガーナ、モザンビーク、エジプトで運営されており、現在、『M−PESA(エムペサ)』の全顧客の約25%がスマートフォンを利用しており、この数字は毎年10%ずつ増加しています。

 

 

ナイロビ証券取引所に上場し、年間売上高が2,000億KES(日本円でも2,000億円)を超える『M−PESA(エムペサ)』運営元の『Safaricom』は、今年、インフラ整備に380億KES(日本円で380億円)を投資し、ケニアの人口の93%以上に4Gと3Gのサービスを提供し、ケニア人の96%に2Gのサービスを提供しています。

 

Safaricom』は、世界で最も成功したサービスである『M−PESA(エムペサ)』を通じて、商用のモバイル送金を世界に先駆けて実現しました。

 

2007年3月に開始されたM-PESAは、現在2,360万人以上のアクティブな顧客を持ち、全国に176,000以上の『M−PESA(エムペサ)』エージェント店舗があります。

 

 

M−PESA(エムペサ)』の凄さ

 

M−PESA(エムペサ)』の凄さは、銀行口座不要で携帯さえあれば『決算』『送金』『現金化』『ローン』が出来てしまうこと。

 

銀行口座が無くても、『決算』と『送金』くらいはイメージつくと思いますが、『現金化』と『ローン』はどういうことかというと、

 

現金化』電子マネーで相手へ送金した際に、受け取った相手は、街中のキヨスクみたいな店で、現金に換金することが出来る。

ローン』『M−PESA(エムペサ)』内に取引履歴が残るので、きちんと支払い実績や収入実績があれば、信用が見えてきて、信用出来れば銀行口座不要でも、『ローン』が組める。

 

 

銀行で出来るサービスが全て『M−PESA(エムペサ)』のサービスがあれば完結してしまうので、携帯で『M−PESA(エムペサ)』のサービスがあれば、銀行口座不要なのです。

 

 

日本では銀行口座を持っていることが当たり前になっているので、あまり想像出来ないかもしれませんが、世界の4人に1人、17億人ほどの人は銀行口座を持っていないと言われています。

 

 

FaceBookのマークザッカーバーグはそういう問題を解決するために、『ディエム(旧リブラ)』という通貨を発行しようとして、当局の許可がおりず、計画が進んでおりませんが、『M−PESA(エムペサ)』は現段階でそれが銀行口座不要でも、『決算』『送金』『現金化』『ローン』が出来るサービスを確立しています。

 

ケニアのGDPの50%を占める『M−PESA(エムペサ)』は、ヨーロッパにも進出しており、ルーマニアで実際にサービスを使われています。

 

参考にしたサイト

 

 

まとめ

 

M−PESA(エムペサ)』というサービスがあれば、銀行口座不要でも、携帯電話さえあれば、金銭のやりとりが可能になるということで、今後アフリカ全土に普及や、南アジアなど、世界で銀行口座を持っていない、17億人の人をターゲットにしていくとなると、投資家目線でいくと、運営元の『Safaricom』の株価は、将来的に上昇していくのではないかと思いました。

 

 

しかし調べてみたところ『Safaricom』の株に投資をすることが現状出来なそうなので、もし投資を考える場合は『Safaricom』も組入比率6.7%入っている『VanEck Vectors Africa ETF 』というアフリカ全体に投資をするETFが無難かなと感じました。

 

関連記事

こんにちは。アキラです。  先日こういった記事を書きました。[sitecard subtitle=関連記事 url= https://daihugou-tousijyutu.com/202[…]

 

アフリカ経済は今後発展してきて、中国、インドと並ぶ、ビジネスチャンスとなると考えております。

 

当サイトでは米国株を中心にしつつ、今後10年後を見据えて、インド、アフリカについても、追っていきたいと思います。

 

最新情報を是非チェックしてください!!