こんにちは。アキラです。
よく日本株より米国株がいい、米国株より日本株の方がいいと議論されていますが、果たしてどちらがいいのか、あくまで1例ですけど、検証してみたいと思います。
検証する上でうってつけの株は、どちらもディズニー関連ですが、
ディズニーのフランチャイズ『オリエンタルランド』と
ディズニーの大元『ウォルト・ディズニー』の株です。
ルールは以下の通りです。
対象期間は直近10年間
10年前の2011年6月に『オリエンタルランド』100株分とその同額を『ウォルト・ディズニー』株を購入
株の追加購入はしない
1USD 100円で換算
以上がルールです。
複利の力で資産を増やしていく特徴の米国株には少し不利ですが、果たしていかに。
オリエンタルランド株VSウォルトディズニー株 どちらが得か?
オリエンタルランド株VSウォルト・ディズニー株ですが、株主に利益を与えてくれるものとして、株価成長、配当金、株主優待があります。
お互いの条件を並べて確認していきます。
株価成長(キャピタルゲイン)
『オリエンタルランド』
https://finance.yahoo.com/quote/4661.T?p=4661.T&.tsrc=fin-srch より参照
10年前の2011年6月の株価は1株1,705円です。
日本株は単元買い、つまり100株単位でしか購入出来ないため、100株170,500円で購入とします。
2021年6月22日現在、株価は1株16,480円となっているため、
170,500円→1,648,000円となっております。
利益は約150万円ほど
『ウォルト・ディズニー』
https://finance.yahoo.com/quote/4661.T?p=4661.T&.tsrc=fin-srch より参照
オリエンタルランドと同じ画面ですと、2011年6月の株価が確認出来なかったため、同じyahoofinanceのサイトですが、さらに細かく見れるチャートで確認しました。
2011年6月の株価は、39.18USD
1USD100円で計算すると、1株3,918円
170,500円分購入すると『ウォルト・ディズニー』は43株となります。あまりは2,026円
2021年6月22日現在、『ウォルト・ディズニー』は1株173.97USDですので、
173.97USD(17,397円)×43株=748,071円
170,500円→748,071円となっております。
利益は67万円ほど
配当金(インカムゲイン)
『オリエンタルランド』
https://jp.investing.com/equities/oriental-land-co-ltd-dividends より参照
『オリエンタルランド』の過去の配当金が載っている所がみつからず、唯一見つけたのが、私がいつも愛用させていただいている『Investing』だけだったので、こちらを参考にさせていただきます。
※データ前にも配当金を払っていたらごめんなさい。
データ上ですと、2015年9月28日より配当金支払っています。
2015年から2021年6月までで、1株あたり、454円の配当金ですので、
454円×100株=45,400円となります。
『ウォルト・ディズニー』
https://jp.investing.com/equities/oriental-land-co-ltd-dividends より参照
『ウォルト・ディズニー』に関しては、2011年より前から配当金も払っていてそのデータもありましたが、必要ない部分はカットしています。
2015年から2021年6月までで、1株あたり、11.32USD(1,132円)の配当金ですので、
1,132円×43株=48,687円となります。
株主優待(インカムゲイン)
最後に株主優待ですが、こちらは日本株の『オリエンタルランド』にのみ与えられた権利です。
100株保有していると3月にディズニーパークチケット1枚、株主優待でくれます。
10年間ですが2011年6月に株を購入した設定なので、最初にもらえるのは2012年3月となるため、9枚もらう事になります。
こちらがディズニーパークチケットの価格ですが、2012年から2021年まで合計9枚もらいますと、72,300円分となります。
オリエンタルランド株VSウォルトディズニー株 どちらが得か? 直近10年間の結果
『オリエンタルランド』
株価成長(キャピタルゲイン) 1,477,500円の利益
配当金(インカムゲイン) 45,400円の利益
株主優待(インカムゲイン) 72,300円の利益
『ウォルト・ディズニー』
株価成長(キャピタルゲイン) 577,571円の利益
配当金(インカムゲイン) 48,687円の利益
『オリエンタルランド』 1,595,200円
『ウォルト・ディズニー』626,258円
となり、直近10年間で株主により恩恵を与えたのは、『オリエンタルランド』となりました。
まとめ
あくまで1例ですが、日本株でも米国株より優秀な株はあります。
今回の要因は、直近10年間の株価成長が単純に『オリエンタルランド』の方が強かった点、また本来配当金に関しては米国株の方が優位だが、『ウォルト・ディズニー』が無配の年があるなど、還元率があまり良くなかった点が、両者の差かと思います。
しかし、現在『オリエンタルランド』も100株購入するとなると、1,650,000円ほど必要で、その株主優待がディズニーパーク1枚なので、株主優待目的で『オリエンタルランド』購入するのでしたら、配当利回りがいい米国株に1,650,000円投資した方が、配当金でパークチケット数枚買えたりするので、現在は決して株主優待目的で『オリエンタルランド』の購入はしないほうがいいです。
株式市場では30年以上のキャリアをもち、FOX、CNBC、ウォール・ストリート・ジャーナル、Bloomberg、Barronsなどの有名メディアにも出演しているマーク・リクテンフェルド氏が高配当米国株のレポートを無料で提供しているようです。
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